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オプティマルな練習内容 ~ある機能は有効に使おう、例えば、吐き切らない胸腹式呼吸法
オプティマルとは、「最適な」などの意味に訳されますが、ボイスワークにおいて最適な方法とは、必要な緊張を残して、不必要な緊張を除くことです。私はよくこれを「無駄しない」と言っています。具体的なエクササイズでは、必要な機能を十分に使い、最小限のエネルギーで最大の効果を引き出すという意味で使われていました。 このボイスワークでは、姿勢から始まり、呼吸、共鳴、音域、調音へと進んでいきますが、この中でもっとも時間をかけるのが、呼吸のエクササイズです。呼吸法は、横隔膜を動かす腹式呼吸により安定した呼気と、さらに、胸式呼吸で使う肋骨の動きも有効に使いながら、機能を無駄なく使う「胸腹式呼吸法」を提案しています。 前後左右上下と6方向に動く胸郭を有効に使いながら、絞り切らない呼吸を行います。絞るように吐き切らないことや、逆に吸った呼気を肺に貯めておかないことが大切な呼吸法です。


マインドフルネス~自分らしくを大切に
近年、俳優のためのボイスワークは、表現の変化と共にエクササイズ全体が大きく変化しました。理由はいろいろありますが、もう強い声や大きな声が舞台で求められなくなったことは大きな要因でしょう。また、どんな状況下でも、その人らしさが求められるのは、まさに、マインドフルです。ともすると、努力をしない「マインドレス」と同様に捉えられますが、そのがんばりが、緊張しすぎてバランスを崩してしまう程にせず、自分で調整ができるところでやめることができる意識と力バランスができることが 「無理をしない」マインドフルだと思います。 体の土台となる骨格から、楽な発声フォームを知識とイメージで整えていきます。心身が居心地よく収まっていると想像してみましょう。主体的に体験している自分を、客観的に視ている視点を併せ持つことが表現者のあり様と言われます。無理せず、自分らしく、今、その瞬間を感覚しながら、発声フォームを整えましょう。骨格から調整し、緊張のない響く体を目指します。
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